6月29日は、正午から「ゆかり協会」の月1回の理事会とセミナーに出かけた。先週T京新聞のコラム「がんと明け暮れ」で、M串栄一さんが「ゆかり協会」のことを取り上げてくれたばかりか、自分も会員だと紹介してくれたので、会員が3人増えて、会場は20人を超す盛況だった。

この日は私が講話を務めた。「看取りを終えて」というテーマで、義母を10ヶ月見守りながら、この4月に見送った経緯やその間に考えた「終末」についてを、1時間あまり話した。このところ、「認知症」「お一人様の暮らし方」「成年後見」「葬儀にいくらかかるか」といった、「認知症」以後のはなしが中心だったので、元気なときに、何を準備し、考え、対応するかといった具体的な話をした。「死」の不安がある人とどう向き合ったらいいのか。私自身も自信があるわけではないが、試行錯誤して送った日々、心身ともにボロボロになるまで献身的に尽くした家人の看護についても紹介した。男性3人、女性18人と女性が圧倒的だったので、「義母」話は思いがけず好評だったようだ。

会場には、ほうろく屋のちゃこちゃんと金曜日にお店に入っている、ごめん名前忘れた、の2人も来ていて、帰りに3人でビールを飲んだ。私はそのあと大船にある「との山」という殿山泰司さんの息子さんが経営する炭火焼の店に移動。午後5時半から23日にあった「シンポジウム」の反省会だ。Hさん、I川旺先生、F森研ちゃん、K原理子ちゃん、Y下一行さん、私の6人がメンバー。Y下人脈の松竹労組の紹介とかで、超満員ながら店主自らご挨拶に来られて、恐縮してしまった。炭火焼なんてただ備長炭で焼くだけだろうと思っていると大きな間違いで、焼き加減によって食材の旨味が絶妙になる。

I川先生は、かの有名な作家・石川達三さんの息子さんで、私が「高校時代、『四十八歳の抵抗』を読んいて、父親に『こんな本読むのか・・・』と絶句された」など達三話で盛り上がり、ハイボールが進む。反省会で面白かったのは、シンポジウムの発言者が全員T京大学出身だったことに、Fちゃんがシンポジウムの最中に気づき、私が「油断すると官僚も財界人も政治家も、そしてメディアもT大出ばかりが牛耳ることになる危険な徴候だ」と話したことを披露。

そこから、なぜか話の流れが高校時代の話題になり、田舎の秀才ぽい研ちゃんと理子ちゃんが、実はいまはなき「教育大付属駒場」「教育大付属」出身だったとわかりビックリ、びっくり〜。高校時代から、いや中学時代からの秀才・エリートだと初めて知った。ド田舎出身の私とY下さんは、口をあんぐりさせなから聞き入るばかり。「じぇじぇじぇ」だったのは、研ちゃんが、学生時代Y々木系だったことだ。『祖国と学問のために』なんか読んでいたんだろうか。まだあんな新聞、あるのかな? 聞き忘れた。

吉永さんの話も出た。A日新聞に研ちゃんが横顔を書いていたので、「M山(治)さんじゃなかったわね」と理子ちゃんが尋ねると、「あれは生前、(私が)予定稿を書いていた関係で、社から問い合わせがあり、それを生かして出したんだろう」と説明していた。「まぁ、いずれ村山さんが、特集で書くんじゃない」と私。

そこへ週刊文春のO松さんから電話が入った。「急な話で恐縮なんですが、あす8時までに、吉永さんを悼む原稿を書いてもらえませんか」という。「400字原稿用紙何枚くらい?」「3枚くらいです」「わかった。どこに出るの」「THIS WEEKなんですが、署名原稿でお願いします」という。吉永さんのことなら資料なしでも本1冊くらいは書ける自信がある。

吉永さんの思い出話もでて、些か高揚気味。自分でもわかるほど酔っ払っていて、横浜駅で急行に乗って菊名で乗り換え、大倉山のほうろく屋に顔を出した。「ゆかり協会」のセミナーにわざわざ来てもらったお礼だ。でもほとんど記憶に無いまま帰ったのだが、妙蓮寺からタクシーだったのか、大倉山からだったのか・・・。身体が熱っぽい。風邪をぶり返したようだが、後の祭り。

30日は、朝6時前に起きて原稿執筆。午前7時半前には出稿した。なかなか連絡がないので電話すると、原稿締め切りは午後8時だという。確かに8時といえば出版社は午後8時、24時間営業のテレビ屋は午前8時と思うところが育った世界の違いだろう。我々は20時という。

昼前に以前から約束していた「横浜 VS 中日」戦を見に、家人と自転車に乗って出かけた。ベイスターズ後援会長のK沢さんのご招待だが、義母を見送ってくれた葬儀社の社長さんだ。内野の前から3列目とあって、よく見える。三浦大輔と山本昌という豪華な顔ぶれ。これだけでもラッキー、と思っていたら中村紀洋が400号ホームランをかっ飛ばした。しかも1点差で負けていた横浜は、8回に追いつき、9回ツーアウト1塁、3塁からまた中村。「きっと打つな」と家人に話しかけた直後、サヨナラ打で逆転勝ち。

球場近くの「揚州商人」で、冷やし担々麺をごちそうになったが、抜群にうまかった。熱っぽいのは暑さのせいか風邪のせいか。咳が出始めた。(7月2日)